1、中国のチベット併合について
事実 中国は1951年にチベットを併合した。
結果 中国はチベット人120万人の生命、アイデンティティー・資源を奪ったが、以前のチベットよりは経済的に改善した。
評価 ①中国はチベットの生命・政治・経済・文化の破壊者である。
②中国はチベット人民を解放し、近代化させた。
③中国は弱肉強食・適者生存の論理でチベットを一体化した。
対策 ①政治的には(武力ででも)自治・独立を与え、経済・文化的には教育によりラマ教への盲従・貧窮から救うべき。
②中国にチベットの近代化を委ねる。
③犠牲を伴う改革より「不正義の平和」を選び、介入しない。
結論 事実・結果には大きな差異がないですが、評価・特に対策については未だ決め兼ねて居ります。
2、価値・幸せ・正義について
価値 経済的繁栄・人命・独立・アイデンティティー・自由は人が命を懸けるに値する価値だが、相互の優劣は付けられない。
幸せ 幸せの「物差し」には社会安定・心の平穏、平和・繁栄・平均寿命、自己実現・改善の加速感、名利・福禄寿等があり、それは歴史を通して変化する。
正義 ①「正義」とは「自分の存在する社会を維持する為の行動」、「善」とは「自分という個が良いと判断した行動」。 ⇒ネットから引用。
②「正義の対義語は正義」。言い換えると「別の正義」と言うべきで、不義・悪の概念は無く不都合の物を悪とする。 ⇒ネットから引用。
③「正義」も古今東西・人・状況・流行、視座・評価基準で相異し変化する。⇒観察者が黴の研究者や人類絶滅後に来た異星人の考古学者なら善悪・真偽・美醜など問題にならず「適者生存」で終わる。
④「生き残ったら勝ち」だが「生き残った者が正しい訳ではない」。 ⇒生存と正義は別物であり、生存には正義よりも「力・損得」が重要。
⑤国家は不義に対し自国に影響があれば介入し、なければ無視し、都合が悪ければ見ぬ振りをする。個人は己の判断に従い行動すればよい。
3、認識・評価について
認識 白人は奴隷の黒人を「知性の無い人型動物」と認識し、善悪の判断の対象ではなかった。
評価 未来から過去を評価する事は「法の不遡及」の原則に反し、「未来の正しさ」に適った行動は困難である。「過去の正しさ」に適った行動を「常識」といい、法の「公序・良俗」も過去の正しさに基づく。
⇒「考え方が変わった」にも拘らず制度を変えなかった者は非難されるべきだが、座敷牢から精神病院に改善した者は評価されるべき。