1 主宰行事の予定
9月以降の二つの行事は、次の予定で行います。新規に参加を希望される方は、メールでお申し込みください(n.kioka@s3.dion.ne.jp)。
木岡哲学塾
テーマ:「時間とは何か」
内容:哲学の世界では、古来、「時間とは何か」が根本問題として問われ、論議が重ねられて、今日に至っている。私たちの日常生活でも、「時間とは何か」を直接に問うことはないとしても、時の経過をしじゅう気にかけるなど、時間に注意を奪われ、いわば「時間に支配される」生き方を余儀なくされている。偉大な哲学者たちが論じ続けてきながら、いまなお答えの出ないテーマ――時間。それに答えを提出しようとする意図まではなくとも、参加者がそれぞれ「時間」の問題に注意を向けることによって、それを考えることにどのような意味があるのかを、理解することをめざす。後半の「哲学対話」は、参加者の希望に応じて、研究発表と討論に充てる予定。
[第1回]
日時:9月10日(金)18:30―20:30
テーマ:「時間と〈私〉」
内容:各自がこれまで体験してきた「時間」の意味を、それぞれの言葉で語り出し、意見を交換する。時間を考えることの意義にふれた人々の発言を手がかりに、それぞれの時間についての理解や疑問点を付き合わせて検討する。
『随眠の哲学』読書会
【テクスト】
山内得立『随眠の哲学』岩波書店(1993年)、燈影社(2002年)
「後篇 即非の論理」から
[第1回]
クラス1:9月15日(水)14:00~16:00
クラス2:9月17日(金)18:30~20:30
(両クラスとも、哲学塾を開催しない週に、隔週で行います。)
2「あいだラボ」参加について
7月にご紹介した一般社団法人Ecological Memesのイベント「あいだのラボ」プレオープンイベントに参加しました。大室悦賀先生(長野県立大学)との2時間に及ぶセッションの動画と関連情報(以下、4点)が、主宰者小林泰紘さんから送られてきました。異分野(ソーシャル・イノベーション論)の専門家と〈あいだ〉をめぐっての討論、昨年来なかったこの種のイベントに久しぶりに参加して、大いに興奮しました。ぜひご覧ください。
・あいだラボ・プレオープンイベントvol.3 なぜあいだの哲学なのか?–イノベーション、風土、邂逅 – (大室 悦賀氏、木岡伸夫氏) [7/19 12:00~]
https://youtu.be/n26e1nh0yhs
・あいだの探索・実践ラボ特設HP
https://aida-lab.ecologicalmemes.me
その他のトークイベント
・あいだラボ・プレオープンイベントvol.1 二元論を超えて、ヒトと環境の関係性を問い直す
https://youtu.be/bbNNeT_T4Ng
・あいだラボ・プレオープンイベントvol.2 生態系と人のあいだを紡ぐ森里海連環学とポスト人間中心デザイン(田中克氏・稲村徳州氏・渡邊剛氏)
https://youtu.be/afolGDWbRmU
なお、これらのプレオープンイベントを経て、8月より「あいだの哲学道場」が本格スタートします。8月25日には第一回(下記ページより申込)では上記の大室先生が、来る9月22(水)日の第二回には、今回のイベントを受けて、私が講師となる「あいだの哲学道場」が開催される予定です。関心のある方、参加を希望される方は、下記ページおよび上記HPをご参照ください。
・あいだの哲学道場・理論編 第一回:あいだの哲学とソーシャル・イノベーション (大室 悦賀 氏)
日程2021年8月25日18:00-20:30)
申込ページ:https://aidalab-pa-1.peatix.com/
・あいだの哲学道場・理論編 第二回:人と自然の〈あいだ〉をひらく哲学論理(木岡伸夫氏)
日程:2021年9月22日(水) 18:00-20:30
概要:第二回は、『〈あいだ〉を開く – レンマの地平』の著者であり、風土論や生命哲学を専門とする哲学者・木岡伸夫氏を講師にお迎えし、二元論や〈支配-非支配〉の構造を乗り越え、人と自然の〈あいだ〉、自己と他者の〈あいだ〉をひらく哲学に迫ります。
申込ページ:後日オープン予定(あいだラボHPをご確認ください)