プロフィール

木岡伸夫(きおか のぶお)

私木岡伸夫は、32年間の大学教師生活に終止符を打ち、2020年4月から、人生最後の挑戦に乗り出しました。それは、従来の哲学とは大きく異なる新しい哲学「風土学」を、世に広めるという野心的な企てです。ウェブサイト開設の目的は、私自身の思想や業績を公にするとともに、私の仕事に関心を寄せてくださる方々に、〈出会いの場〉を提供することにあります。私の「研究歴」「経歴」「主要業績」(著書)は、以下のとおりです。

研究歴

1951年、奈良県に生まれる。京都大学で哲学を専攻、大学院D.C.退学後、大阪府立大学総合科学部(1988年より9年間在職)を経て、1997年から関西大学文学部に勤務、2019年度末に退職、現在は同名誉教授。学生時代に専攻したベルクソンの「生の哲学」をベースに、地球環境危機が浮上してきた20世紀末からは、人と自然、人と人の関係性を考える、最も広い意味での環境哲学を、ライフワークとして手がけてきた。2002年度の在外研修では、パリのEHESS(フランス国立社会科学高等研究院)でオギュスタン・ベルクに師事。以後、和辻哲郎が最初に切り拓いて、ベルクの継承した「風土学」の理論構築を、自身の課題として引き受け、その完成にこぎつけた。
風土学の理論三部作は、『風景の論理――沈黙から語りへ』(世界思想社、2007年)、『風土の論理――地理哲学への道』(ミネルヴァ書房、2011年)、『邂逅の論理――〈縁〉の結ぶ世界へ』(春秋社、2017年)。ほかに、『〈あいだ〉を開く――レンマの地平』(世界思想社、2014年)、『〈出会い〉の風土学――対話へのいざない』(幻冬舎、2018年)などの著書がある。
風土学の理念である多分野の共同研究から生まれた編著には、『環境問題とは何か――12の扉から』(晃洋書房、1999年)、『都市の風土学』(ミネルヴァ書房、2009年)、『〈縁〉と〈出会い〉の空間へ――風土学12講』(萌書房、2019年)などがある。

 オフィスを拠点とする現在の活動内容や予定については、毎月21日に更新される「新着情報」のページをご覧ください。

著書一覧

  1. 『環境問題とは何か――12の扉から』(編著)晃洋書房、1999年
  2. 『〈いのち〉響き合う世界へ――生命論の再構築に向けて』(編著)関西大学出版部、2000年
  3. 『技術と身体――日本「近代化」の思想』(編著)ミネルヴァ書房、2006年
  4. 『風景の論理――沈黙から語りへ』(世界思想社、2007年)
  5. 『都市の風土学』(編著)ミネルヴァ書房、2009年
  6. 『風土の論理――地理哲学への道』(ミネルヴァ書房、2011年)
  7. 『〈あいだ〉を開く――レンマの地平』(世界思想社、2014年)
  8. 『邂逅の論理――〈縁〉の結ぶ世界へ』(春秋社、2017年)
  9. 『〈出会い〉の風土学――対話へのいざない』(幻冬舎、2018年)
  10. 『〈縁〉と〈出会い〉の空間へ――都市の風土学12講』(編著)萌書房、2019年
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