先日、岡山を拠点に哲学カフェや対話ワークショップの企画・進行を行っておられる松川 えり さんの講演を聞きました。
その中に彼女の学んでいた大学の哲学コースの話がありました。
大学から哲学コースに意見を求められたので、教授が彼女に関係者にメールするようにと連絡文を書いて渡したそうです。
しかし、そのメールにはいつも開始時間のみで終了時間は書いていなかったそうです。
即ち哲学者の会議は「何時までに意見を纏めるという事を考えずに、エンドレスで各自が言いたい事を言う」との事です。
この笑い話は皆にとても受けましたが、ある意味この世知辛い世の中に滅多にないユートピアの話ではないでしょうか？
木岡先生も「 私のモットーとする対話は、一つの合意に収斂しない、言いたい放題の対話」と仰られています。
外出自粛の日本で我等も侃々諤々エンドレスの議論を楽しもうではないですか！