関西大学経済・政治研究所主催の公開セミナー「西洋政治思想史からみる三権分立」を聞いてきました。
講演内容は⓵権力分立論の誕生を巡る歴史的探究 ②権力分立概念の理論的探究 ③現代日本における三権分立 でした。
発表後の質疑応答で以下の質問をしました。
素人の初歩的な質問です。
三権分立は「法による支配」を前提としているが、世界人口80億人のうちOECD38か国計でも14億人程で全世界の2割に満たない。
北朝鮮は血統主義、イランはイスラム主義でアラビア・アフリカには部族長や将軍が武力で支配している地域が沢山ある。
また権力を強制力とした場合、金融機関・マスコミ・SNSは大きな力を持っている。
「法による支配」の中の「三権分立」が問題になるのは人口的・歴史的に見て限られた部分である。
いますべき事は三権分立の精微を極めるよりも「法の支配」を世界に広める方法を議論すべきではないか?