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2022年12月21日新着情報

1 2023年度の活動方針

 先月お知らせしたとおり、これまで「木岡哲学塾」の活動拠点であったオフィスを20232月に退去します。3月以降の活動は、面目を改めて、以下の要領で行います。引き続きよろしくお願いします。

Ⅰ 木岡哲学対話の会(「対話の会」を改称)

 来年3月以降、月1回第一日曜の開催として、回数を半減(半期5回、年10回)します。その代り、時間枠を1316時の3時間に拡大して二部構成とし、第一部(前半)を主宰者による講話と討議(対話)、第二部(後半)を「哲学対話」に振り分けます。哲学対話の内容は、今年度と同様のPCAGIP(事例検討)から、事前にテーマを設定しない即興的な議論まで、参加者の意向に合わせて対応します。自身のテーマによる事例提供を希望される方は、初回(3.5)に出席して、その旨をお知らせください。

〇会場:大阪駅前第3ビル177号室(8号室に変更の場合あり)[JR大阪駅御堂筋口から出て、御堂筋を南方向に約10]

〇開催日:[前期] 35日、42日、57日、64日、72日/[後期] 93日、101日、1112日(第二日曜日)、123日、202417日(11月を除き、各月第一日曜日1316時に開催。8月と2月は休み)

〇参加費:1000円(各回)

 

Ⅱ 哲学ゼミ(「読書会」を改称)

 これまでの「読書会」を承けてテクスト読解を行うほか、哲学的テーマについての発表討論を行います。「哲学対話の会」と同じく二部構成をとり、『邂逅の論理』全9章の読解(第一部)、発表・討論(第二部)に分けます。開催は月1回、各月第三日曜日1417時。

〇会場:木岡私宅(大阪市大正区、JR大阪環状線・地下鉄鶴見緑地線大正駅よりバス10分、下車後徒歩3分)

〇開催日:[前期] 319日、416日、521日、618日、716日/[後期] 917日、1015日、1119日、1217日、2024121日(以上、全10回。2月、8月は休止)。

〇テクスト:木岡伸夫『邂逅の論理――〈縁〉の結ぶ世界へ』春秋社、2017年、3500円+税。

〇参加費:1000円(各回)

 

Ⅲ 個人指導(「個別面談」を改称)

 学問研究上のテーマをめぐって、個人的な指導を行います。特に目的を問わない「個別面談」とは異なり、専門知識の提供や論文指導を期待される方に、指導・助言を行う用意があります。指導の内容に見合う報酬を請求するつもりですが、学問以外の相談事や雑談が目的の場合は、その限りではありません。なお、2023218日(土)のオフィス退去までは、これまでどおりの要領(無料)で、「個別面談」に応じます。気軽においでください。

〇会場:木岡私宅

〇開催日:水曜・金曜の午後(原則として、1317時のあいだの2時間程度。事前の予約をお願いします)。

 参加を希望される方は、主宰者までお申し込みください(n.kioka@s3.dion.ne.jp)。参加の具体的な条件などは、こちらからご説明します

 

 

2 「対話の会」の活動報告

 11月後半からの「事例検討」のテーマ・内容は、次のとおりです。

 

11.20 「〈正しさ〉と〈責任〉――パレスチナ問題に即して」

 パレスチナ紛争では、パレスチナ、イスラエルの双方が、自らの「正義」を主張して、相手側を攻撃する、という共通の構図が見られます。「普遍的正義」実現のために、引き受けなければならない市民の「責任」とは何か、が検討されました。

 12.4 「安倍襲撃事件を切り口に日本人の宗教性を考える」

  安倍首相襲撃事件を機に浮上した「宗教」の問題。絶対神を奉じる一神教とは異なる、日本社会固有の「中空」構造(河合隼雄)に由来する日本人の宗教性が指摘され、その問題点と、これからの方向性が論じられました。

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