毎月21日更新 新着情報

2022年9月21日新着情報

1 出張ゼミについて

 「出張ゼミ」――招かれての講演・講義・対談・インタヴュー等を総称――のご要請に応じる用意があります。私ことパンデミック襲来の前年2019年には、いくつかの有名企業や非営利組織、個人有志から「ゲスト」(講師)として招かれ、講演やインタヴューといった形式の下に、信条を語らせていただく機会が、数多くありました――その一部については、「活動報告」のページで概要をご覧いただくことができます。2020年早々の急速な感染拡大とともに、前年のようなイベント参加の機会が奪われるだけでなく、「木岡哲学塾」など自分自身の活動さえ、制限を余儀なくされました。そうした情勢の下でも、昨年から今年にかけて、NGOや放送局からの出演依頼を受けて、自身の学問思想を語る場が、いくどとなく開かれてきたことは、ときどきの「新着情報」でお伝えしてきたとおりです。

 「ウィズコロナ」が現実味を帯びる昨今、周囲の状況を顧みて、いま自分に何ができるか、何をすべきか、に思いをめぐらせる日々が続いてきました。表記の「出張ゼミ」について、ご要望があれば、どこへでも伺う意思のあることを、本ページの読者各位にお知らせします。具体的な用向きとして、これまでに経験したことのある事例を、以下に挙げさせていただきます。これらに該当する場合はもちろん、前例のない要請でも、自身にとって有意義と思われる場合は、参加を検討させていただくつもりです(連絡先:n.kioka@s3.dion.ne.jp)。

 

◎「出張ゼミ」の事例(カッコ内は出演時期と場所。「活動報告」に掲載した事例には、*を付す)

○企業主催イベント(フォーラム、シンポジウム)への出演

*オカムラ・ラクワク思考×知の巨人:「「出会いの風土学」をつうじて「はたらく」を語ろう」(20196月、同社大阪支社)

*デンソー・Creation GIG2「欲望と、技術の哲学」(20199月、同社東京支社)

メディアによるインタヴュー取材

 *SANSANBNLBusiness Network Lab)「ビジネスにもつうずる出会いの哲学」(20179月、関西大学)

自治体主催講演会への出演

 高槻市けやきの森市民大学講座:「大阪の町人学問――風土性の観点から」(201611月、高槻市)、「上方の気概――上田秋成と中井兄弟」(201711月、高槻市)

NGO主催行事への出演

 京都フォーラム・復幸実学共働学習会:「〈あいだを開く〉を共働実学する」(201912月、大阪市)201912月「新着情報」

*一般社団法人Ecological Memes主催「あいだのラボ」「プレオープン・イベント」(20217月、京都市)、「あいだの哲学道場」(20219月、Zoom出演)

個人の依頼による講演

 *麥宇田兵吾(写真家)主催トーク・イベント『像を耕す』における講演「風景の向こうへ」(20199月、京都市)

ラジオ番組への出演

 インターネット・ラジオfm-GIG : “T.Y.Studio”20207月、大阪市)

FM軽井沢「軽井沢ラジオ大学」(20228月、長野県木曽町)3参照

 以上のとおり、「出張ゼミ」のテーマ・内容は多岐にわたります。それらすべてに対応してきたことから、私の活動には現代社会のニーズに応える面があるとお考えいただけるでしょう。以上のほか、要請を受けてはいないものの、有志による学習会・読書会に、ゲストとしてお招きいただける機会があれば、喜んで参加する用意があります。

 上記の各種イベントへの出演に際して、出演料・謝礼が支払われたケースもあれば、一切支払われなかった例もあります。当方としては、報酬の有無にはこだわりません。ただし、お招きいただける場合には、必要経費(交通費、および必要な場合は宿泊費も)の計上について、ご高配をお願いします。

 

2 木岡哲学塾のご案内

 先月の本ページでもお知らせしたとおり、木岡哲学塾の活動を94日(日)から再開しました。中心となる「対話の会」「読書会」については、20231月にかけて、それぞれ10回を予定しています。「個別面談」とあわせて、現在の概況をお知らせします。

 

 対話の会

[開催日程]

9.11(オリエンテーション)、9.2510.9、10.23、11.6、11.2012.412.182023/1.8(以上、事例検討会)、1.22(秋期のまとめ)、以上、全10回。開催時間は14001600。全10回のうち、ゴチで示した6回分については、事例提供の予定がすでに決まっています。

初回(9.11)時点で、参加者は収容人数のほぼ上限に達しています。今後の参加を希望される方は、早急にお申し込みください(n.kioka@s3.dion.ne.jp)。

[内容・方針]

 学問研究ではなく、各自の生活の中で生じた疑問を共有し、対話をつうじて、それぞれの「気づき」に至ることをめざします。対人援助職を対象とする事例検討法PCAGIP(心理学者ロジャーズのPCAを、日本の村山正治が応用)に準拠。2030分の「事例提供」をめぐって、参加者全員が一問一答形式で対話を重ねます。ファシリテータ(木岡)が、進行役・記録係を兼ね、2巡程度で1ラウンドを締めくくります。最後に、各自の「気づき」を確認して終わります。

 提供事例のテーマは、「障がいの体験」「生活の中の気づき」「地域自治のケース・スタディ」「デジタル技術と地域防災」「パレスチナ問題を考える」など。

[参加費]

 500円(オフィス維持運営費の一部に充てさせていただきます)。

 

Ⅱ 読書会

とは異なり、専門的なテクストの読解と、関連する諸テーマについての追究をめざす勉強会です。全2時間のうち、前半1時間を主宰者によるレクチュア、ないし参加者による発表や討論に充て、後半1時間をテクスト読解に充てる方針をとっています――いわゆる「ゼミ形式」とお考えください。本会については、随時参加を受け付けます。

[テクスト]

九鬼周造『偶然性の問題』(岩波文庫)、秋期は「第三章 離接的偶然」から。

[開催日程]

9.1810.210.1610.3011.1311.2712.1112.252023/1.151.29、以上、全10回。

[参加費]

 無料。

 

 個別面談

日・水・金の午後(原則として1417時、日曜は16時以降)、個別の面談・指導を行っています。継続的な個人指導(隔週もしくは月1回程度)のほか、希望される方との面談の機会も、随時設けています。秋期は、94日(日)より開始しますので、お気軽にご相談ください。ただし、事前に希望日時をお知らせくださるようお願いします。

[面談内容]

 定期的な個人指導(テクスト読解、論文指導など、研究全般にわたる。隔週月2回、もしくは月1回程度)、進路相談・人生相談・雑談など。どんな目的にも応じます。

[開催日程]

 「木岡哲学塾」開催期間中(8月を除く)の、水・金午後(原則として、14時から17時まで。ただし、来談者の事情に合わせて、日程変更のご相談に応じます)。「対話の会」「読書会」(日曜開催)終了後の時間帯(1618時)を、ご利用いただくことも可能です。

[参加費]

 無料。

 

3 その他

 823日(19001930)、FM軽井沢局から、拙著『〈出会い〉の風土学 対話へのいざない』の解説を中心とするインタヴュー番組「軽井沢ラジオ大学」が放送されました。先月の本ページ上で、ひきつづき同番組のバックナンバーに収録されるとお伝えしましたが、ようやくupされました。以下のURLをクリックして、聴取くださるようお願いします。(https://www.karuizawaradio.university/)。

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