毎月21日更新 新着情報

2022年10月21日新着情報

 

1 論文公刊のお知らせ

このたび、最新論文「〈二〉と〈三〉のあいだ――対話の条件」を公刊しました(『関西大學文學論集』第七十二巻 第一・二合併号、令和四年九月、関西大學文學會)。論じたテーマは、「対話とは何か」。このテーマを、HPのエッセイ「対話の世界へ」シリーズでも取り上げた「二人対話」と「三人対話」の関係を軸に追究した論文です。読後の感想や質問をお寄せいただければ、幸いに存じます。

二と三のあいだ 対話の条件

 

2 出張ゼミについて

 「出張ゼミ」――招かれての講演・講義・対談・インタヴュー等を総称――のご要請に応じます。パンデミック襲来以前には、有名企業や非営利組織、個人有志から講師として招かれ、講演やインタヴューを数多く行いました――「活動報告」のページでは、それらの概要をご覧いただくことができます。しかし、コロナ・ウィルス感染拡大とともに、イベント参加の機会が消えるばかりでなく、「木岡哲学塾」など自身の活動さえ、制限を余儀なくされました。そうした情勢の下でも、昨年から今年にかけて、NGOや放送局からの出演依頼を受けて、自身の学問や信条を語ってきたことは、折々の「新着情報」でお伝えしてきたとおりです。

 「ウィズコロナ」が現実味を帯びる昨今、周囲の状況を顧みて、いま自分に何ができるか、何をすべきか、に思いをめぐらせる日々が続きます。「出張ゼミ」について、ご要望があれば、どこへでも伺う用意のあることを、読者各位にお知らせします。ご参考までに、これまでの事例を、以下に挙げさせていただきます。これらに該当する場合はもちろん、前例のない要請でも、自身にとって有意義と思われる場合は、参加を検討させていただくつもりです(連絡先:n.kioka@s3.dion.ne.jp)。

◎「出張ゼミ」の事例(カッコ内は出演時期と場所。「活動報告」に掲載した事例には、*を付す)

○企業主催イベント(フォーラム、シンポジウム)への出演

*オカムラ・ラクワク思考×知の巨人:「「出会いの風土学」をつうじて「はたらく」を語ろう」(20196月、オカムラ大阪支社)

*デンソー・Creation GIG2「欲望と、技術の哲学」(20199月、デンソー東京支社)

 

メディアによるインタヴュー取材

 *SANSANBNLBusiness Network Lab)「ビジネスにもつうずる出会いの哲学」(20179月、関西大学)

 

自治体主催講演会への出演

 ・高槻市けやきの森市民大学講座:「大阪の町人学問――風土性の観点から」(201611月、高槻市)、「上方の気概――上田秋成と中井兄弟」(201711月、高槻市)

 

NGO主催行事への出演

 ・京都フォーラム・復幸実学共働学習会:「〈あいだを開く〉を共働実学する」(201912月、大阪市)201912月「新着情報」

*一般社団法人Ecological Memes主催「あいだのラボ」「プレオープン・イベント」(20217月、京都市)、「あいだの哲学道場」(20219月、Zoom出演)

 

個人の依頼による講演

 *麥宇田兵吾(写真家)主催トーク・イベント『像を耕す』における講演「風景の向こうへ」(20199月、京都市)

 

ラジオ番組への出演

 ・インターネット・ラジオfm-GIG : “T.Y.Studio”20207月、大阪市)

FM軽井沢「軽井沢ラジオ大学」(20228月、長野県木曽町)

 

 

 以上、「出張ゼミ」のテーマ・内容は多岐にわたります。それらに対応してきたことから、私の活動には現代社会のニーズに応える面があるとお考えいただけるでしょう。以上のほか、有志による学習会・読書会にゲストとしてお招きいただける機会があれば、喜んで参加する用意があります。

 上記の各種イベントへの出演に際して、出演料・謝礼が支払われたケースもあれば、一切支払われなかった例もあります。当方、報酬の有無にはこだわりません。ただし、お招きいただける場合には、必要経費(交通費、および必要な場合は宿泊費も)の計上について、ご高配をお願いします。

 

3 木岡哲学塾のご案内

 活動の三つの柱「対話の会」「読書会」「個別面談」について、最新の情報を提供します。

 

Ⅰ   対話の会

本ページ更新日(10.21)までに、3回実施しました。先月の「新着情報」(9.21更新)でご説明したとおり、参加者による「事例提供」と質疑応答を中心とするPCAGIP(事例検討法)を方針としています。以下は、各回の事例の内容です。

9.11 「オリエンテーション」

 本会の趣旨を説明し、参加者の自己紹介・近況報告を受けて、次回以降の「事例提供」の予定を組みました。

9.25 「障がいと私」

  脳機能障がいの発症から現在に至るまでの歩みを語り、これからに向けて、「一身にして二生を経る」(福沢諭吉)という生き方が示されました。

10.9 「生活の中の〈気づき〉」

 〈邂逅〉〈縁〉〈かたちの論理〉を、それぞれ「出会い」「つながり」「ゆきき」という身近な言葉に置き換え、生活の中で一定の〈気づき〉に至った経緯が語られました。

以後の予定は、10.2311.611.2012.412.182023/1.8(以上、事例検討会)、1.22(秋期のまとめ)。開催時間は14001600。参加を希望される方は、早めにお申し込みください(n.kioka@s3.dion.ne.jp)。

[参加費]

 500円(オフィス維持運営費の一部に充てさせていただきます)。

 

Ⅱ  読書会

専門的なテクストの読解を柱とする勉強会です。前半1時間を主宰者によるレクチュア、ないし参加者による発表や討論に充て、後半1時間をテクスト読解に充てる方針をとっています(ゼミ形式)。本会については、随時参加を受け付けます。

[テクスト]

九鬼周造『偶然性の問題』(岩波文庫)、秋期は「第三章 離接的偶然」から。

[開催日程]

9.1810.210.1610.3011.1311.2712.1112.252023/1.151.29、以上、全10回。

[参加費]

 無料。

 

Ⅲ  個別面談

水・金の午後(原則として1417時)、個別の面談・指導を行っています。継続的な個人指導(隔週もしくは月1回程度)のほか、希望される方との面談の機会も、随時設けています。事前に希望日時をお知らせくださるようお願いします。

[面談日]

 水・金午後(原則として、14時から17時まで)。ただし、来談者の事情に合わせて、日程の調整に応じます)。

[参加費]

 無料。

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