【新着情報】
Ⅰ 主宰行事について
1)木岡哲学塾
秋期の講義「時間とは何か」は、全8回のプログラムを終了しました。第八回「総括討議」(12.17)を除く講義は、すべて動画(約60分)に収録されています。以下のURLにアクセスして、ご覧ください。今後の予定については、Ⅱで説明します。
第一回;時間と〈私〉
第二回:瞬間と持続
第三回:時間の比較社会学
第四回:近代の時間意識
第五回:仏教の時間意識
第六回:「瞬間」とは何か
第七回:〈邂逅〉の条件
2)『偶然性の問題』読書会
【テクスト】
九鬼周造『偶然性の問題』岩波文庫、2012年(『九鬼周造全集・第二巻』岩波書店、『偶然性の問題・文芸論』[京都哲学選書5]燈影社)。
[日程]
年内は12月22日(水)まで。2022年1月以降、3月までは、原則として隔週水曜午後(14:00~16:00)に開催。4月以降は、開催日時を日曜午後に移す予定です。
読書会についてのお訊ねや新規参加の申し込みは、メール(n.kioka@s3.dion.ne.jp)でお願いします
Ⅱ 2022年の方針
二つの行事――「木岡哲学塾」と読書会――を、「木岡哲学塾」の名称の下に一本化し、第Ⅰ部を「対話の会」(木岡哲学塾Ⅰ)、第Ⅱ部を「読書会」(木岡哲学塾Ⅱ)とします。二つの行事は、日曜午後2時―4時に、隔週で交互に行うこととします。個別面談ないし指導は、行事の後(日曜午後4時以降)、もしくは水・金午後の時間帯に行うこととします(時間設定は、個別に相談のうえ、各位のご都合を優先して行います)。それぞれの運営方針は、以下のとおりです。
○第Ⅰ部:対話の会
従来の「木岡哲学塾」のように、テーマを設定したシリーズの講義は行わない。参加者の声を聴き合わせて、そのつどテーマを決め、アドリブで対話を展開する。開かれた〈出会いの場〉を共有することが、会の主な目的であり、結論への到達を目標としない。この方針は、過去に運営した「木岡哲学対話の会」の経験を土台として、梶谷真司『考えるとはどういうことか』(幻冬舎)に紹介されている「哲学対話」の目的および方法をふまえ、拙著『邂逅の論理』に盛り込んだ〈邂逅〉(出会い)の理念を具体化するものである。
本会の特色は、〈開かれた対話〉を柱としながら、原則として各回、それぞれのテーマに即応した「講話」(30分程度)を入れること。「講話」は、結論へと導く狙いに立つ「講義」とは異なり、対話の参考材料を提供するにとどまる。主催者以外のゲストが、体験談などを披露する場合もある――この点は、「木岡哲学対話の会」の趣旨に沿う。
以上の方針から、年間(春期・秋期各10回)のプログラムを予定することはせず、そのときどきの流れに応じて、参加者の合意の下に、対話のテーマを決めることとする(当日の成り行きに委ねることもありうる)。こうした方針については、初回(3月中を想定)に会の趣旨を説明し、全員の話し合いで決定する。参加費は、従来と同じく、500円(茶代、資料代)。
○第Ⅱ部:読書会
現在のテクスト(九鬼周造『偶然性の問題』)を読み切り、その後は参加者の希望する書物を選んで読み進める。高度に専門的な哲学書・思想書に限定することなく、一般参加者に関心のある幅広いジャンルの読み物も視野に入れる。毎回2時間の枠内で、テクスト読解のほか、参加者各自がテーマとするトピックについての発表や報告も、随時取り入れる。三月までは、現在の日程(水曜14時―16時)を維持するが、4月以降は、上記「対話の会」と同じ日曜午後の開催に切り替える。特別の経費(テクストの購入など)を例外として、参加費は徴収しない。
○個別面談
身分(学生・社会人)、年齢、性別等を問わず、どなたからのどんなテーマでも相談に応じます。雑談でも結構です。気軽に話しにおいでください。水・金(いずれも午後2時―5時)のほか、日曜午後(3月からは、「哲学塾」の終了後)も空けています――ただし、来談の希望を事前にお知らせください。
以上ですが、2022年のくわしい予定や参加の手続きについては、引き続き本ページでお知らせします。