毎月21日更新 新着情報

2022年8月21日新着情報

1 「十年一昔」

 814日(日)、2012年の同月同日に中央本線の車中で倒れてから、丸十年が経過しました。まさに「十年一昔」の感があります。発病当初、脳卒中は5年以内に再発するのが通例と聞かされ、残り時間を意識して日々を過ごす身となりました。ちょうど5年後の2017年、宿願であった『邂逅の論理 〈縁〉の結ぶ世界へ』(春秋社)を世に送り出すことができ、もはや思い残すことはなくなったものの、意外にも余命に恵まれ、それからもいくつかの著書を公刊するなどして、現在に至りました。本サイトを201911月に開設したことは、自分の哲学を世に問い続ける仕事が、まだ残っていると感じられたことによるものです。それからまもなく三年、HPの内容を毎月更新しつづけてこられたことも、お読みくださるみなさまのご理解、ご支援が、力強い後押しとなったからにほかなりません。心よりお礼申し上げます。

『邂逅の論理』に記したような〈邂逅〉(思いがけない出会い)を、最近も体験しました。当方の求める〈出会いの場〉が、無限に開かれていることを実感せずにはいられません。これからも命の続くかぎり、渾身のメッセージを発しつづける所存です。引き続いてのお付き合いを、よろしくお願い申し上げます。

2 「軽井沢ラジオ大学」への出演

 FM軽井沢のインタヴュー番組「軽井沢ラジオ大学」への出演を、同番組のパーソナリティ木下晃伸氏より、関西大学広報課をつうじて依頼され、応諾しました。別荘滞在中の811日(木)午後、長野県木曽町の拙宅にて、番組の収録が行われました。木下氏は、拙著『〈出会い〉の風土学 対話へのいざない』(幻冬舎、2018年)を読んで、私の風土学に関心を抱かれ、同書の内容、さらにはその背景となる諸問題についても適切な質問を用意されるなど、万全の準備のもとにインタヴューに臨まれました。そのおかげで、当方にとっても有益で稔り豊かな対話の時間をもつことができました。この機会に、ぜひ番組をお聴きくださるよう、ご案内申し上げます。

・番組名:「軽井沢ラジオ大学」(77.5 MHZ JAPAN軽井沢ラジオ大学_媒体案内2207-2

・放送日時:823日(火)19001930

・聴取方法:FM軽井沢のホームページ(https://fm-karuizawa.co.jp)から入り、【ON AIRのバナー】をクリックしてください。全国どこからでも、お聴きいただけます。当日聞き逃された場合は、放送後1週間前後をめどにアップされる予定のバックナンバーに、アクセスされるようお願いします(https://www.karuizawaradio.university/)。

3 「木岡哲学塾」のご案内

Ⅰ 「対話の会」

 秋期は911日を皮切りに、隔週日曜に開催、春期と同じく全10回を予定しています。事例検討法PCAGIPを柱とする対話の方針は、春期と変わりません。初回(オリエンテーション)は、出席者全員に近況を語っていただき、第2回以降の事例検討のラインナップについて相談します。この夏、私自身が体験した新たな〈出会い〉についても、報告したいと考えています。

1回「オリエンテーション」

  • 日時:911日(日)14001600
  • 場所:木岡オフィス(阪急京都線相川駅下車1分)
  • 参加費:500

 新規の参加希望者は、前日までにお知らせください(n.kioka@s3.dion.ne.jp)。

 

Ⅱ 読書会

 秋期(9.18)は、「第三章 離接的偶然」から開始することになります。原則として、各回2節ずつ読み進めます。全2時間の前半1時間は、テーマを決めてのレクチュアや参加者による研究発表・討論、後半の1時間がテクスト読解。

1回は、第二章までをおさらいし、書物の基本的性格・内容を確認してから、本文の読解に入ります。

  • テクスト:九鬼周造『偶然性の問題』(岩波文庫ほか)「第三章 離接的偶然」:「一 離接的偶然の意味」「二 様相性一般」
  • 日時:9.18(日)14001600(以後、隔週開催の予定)
  • 会場:木岡オフィス
  • 参加費:無料

本会については、随時参加申し込みを受け付けます。

 

 個別面談

日・水・金の午後(原則として1417時、日曜は16時以降)、個別の面談・指導を行っています。継続的な個人指導(隔週もしくは月1回程度)のほか、希望される方との面談の機会も、随時設けています。秋期は、94日(日)より開始しますので、お気軽にご相談ください。ただし、事前に希望日時をお知らせくださるようお願いします。

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